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寒い季節も上手なケアでキレイな肌に。 冬の皮膚トラブルとスキンケア

乾燥肌とは?

乾燥肌とは、皮膚の表面にある角質層の水分が少なくなったり、その外側を覆う皮脂の分泌が低下したりして、皮膚表面が乾燥した状態を指し、白く粉がふいたり、かゆみが出たりします。

乾燥肌に特に気をつけたいのは?

外気が乾燥してくる秋から冬にかけては、乾燥肌が出やすい時期ですが、特に思春期以前のお子さん、30代後半以降の女性、高齢の方や、アトピー体質、糖尿病・肝硬変・慢性腎不全などの病気がある方、遺伝的な皮膚バリア機能の異常がある方などは要注意と言えます。

乾燥肌のデメリット

乾燥肌を放置しておくと、角質層がはがれてバリア機能が低下します。そこにアレルゲンや刺激物質など外からの刺激が入りこんで、かゆみを引き起こします。一度かゆみを感じてひっかいてしまうと「湿疹が出来る⇒さらにかゆみのためにひっかく⇒湿疹の悪化」という、悪循環に陥ってしまうことがあります。また、乾燥肌では健康な肌と比べてよりかゆみを感じやすい状態になっています。
湿疹が出来る前に、正しい保湿、スキンケアで乾燥肌を予防するのが肝心です。

健康な肌と乾燥肌

潤いからみた皮膚の構造

皮膚の表面にある角質層は、外側からの刺激を防ぐバリアとして働いたり、水分の蒸発を防ぐ役割を担っています。そのさらに外側を覆う皮脂は、膜を作って皮膚の潤いを保っています。

肌のバリア機能を補う3つの成分

①天然保湿因子〜水分を補う〜

角質細胞内に水分をたっぷり補給します。

②セラミド(角質細胞間脂質)〜水分を保つ〜

水分保持作用が高く、角質細胞間を埋めて潤いを保ちます。

③皮脂〜水分を逃がさない〜

皮脂膜を強化し、水分の蒸発を防ぎます。

これら3つがバランスよく配合された保湿剤を、1日1~2回外用することでバリア機能を補いましょう。

肌のバリア機能を補う3つの成分

じんましんとは?

じんましんの写真

皮膚の一部が突然痒くなり、赤く盛り上がり、しばらくすると消えるという症状を繰り返す病気です。皮膚の赤み、盛り上がり具合には個人差があります。
何らかの原因で、皮膚の肥満細胞からヒスタミンというかゆみを引き起こす物質が放出されると、神経や毛細血管を刺激して症状が出現します。
症状が出始めてから1ヵ月以内のものを急性じんましん、それ以上続くものを慢性じんましんといいます。

じんましんの原因は?

じんましんの多くは原因不明と言われていますが、よく知られている食べ物以外にも、薬、ストレス、疲労、発汗などにより、引き起こされることがあります。

じんましんの治療は?

原因がはっきりしている場合は、それを取り除くと共に、皮膚でのヒスタミンの働きを抑える薬(抗ヒスタミン剤)を内服します。
乾燥や肌荒れのある皮膚はじんましんを引き起こしやすいので、併せて保湿剤などの塗り薬で治療します。
じんましんは一度出ると約2週間程度は出やすい状況が続きます。医師より指示された内服や外用は、かゆみがある時だけでなく、定期的に行うのが大切です。
また入浴の際は、熱いシャワーや湯船に長く浸かったり、ナイロンタオルなどで擦り洗いをすると悪化する可能性が大きいので、ぬるめ・短時間を基本に、からだは優しくなで洗いするようにしましょう。

優しい肌の洗い方(洗浄液の泡立て方法)

低刺激の洗浄料をしっかり泡立てます。その際、専用のネットなどを使って、ホイップクリームのようにコシのある泡をつくります。その泡をつぶさないように、こすらず優しく、出来れば手でなで洗いしましょう。洗浄成分が残らないようしっかりすすぎます。

肌に優しい洗顔方法

洗顔料(フォームでも固形石鹸でもOK)を専用のネットを用いて、しっかり泡立てます。

洗顔のイメージ

角が立つくらいにコシのある泡が出来たら、額、両頬、鼻、顎に乗せ、指全体でくるくる円を描くように優しくなで洗いします。この時泡はつぶさず転がすようにするのがポイント。長時間の洗顔は、かえって肌を乾燥させることがあるので、1,2分程度でOKです。ぬるま湯でしっかりすすぎましょう。生え際はすすぎ残しの多い場所なので、より丁寧に。柔らかいタオルで押さえるようにして、水気を拭き取ります。この時も擦らない事が大切です。洗顔後は、直ぐに化粧水や乳液、保湿剤などをつけて乾燥を防ぎましょう。

尚、当クリニックでは、その方の肌にあった洗顔料、基礎化粧品のアドバイスも致しております。お気軽にご相談ください。

肌に優しい入浴方法

洗浄料を使ってからだを洗う

低刺激のものをしっかり泡立てます。その際、専用のネットなどを使って、ホイップクリームのようにコシのある泡をつくりましょう。
その泡をつぶさないように、こすらず優しく、出来れば手でなで洗いしましょう。洗浄成分が残らないようしっかりすすぎます。

肌に優しい体の洗い方

浴槽に浸かる

ぬるめ(38〜40℃以下)、短時間(10分程度)とします。保湿効果があり、リラックスできる入浴剤(精油を使ったバスソルトでも良いですね)を使用しても良いでしょう。

保湿剤外用

低刺激の保湿剤でのスキンケアは有効です。特に入浴後は皮膚が柔らかくなって吸収力が高まっているので、まだからだが温かいうちにしっかり塗るのが効果的です。

正しい保湿剤の塗り方

1FTU(フィンガーチップユニット)~手のひら2枚分に相当~

保湿剤の塗り方

上記を目安に保湿剤を手に取り、手のひら全体でこすらず優しく塗ります。皮膚のキメ(皮溝)に沿って塗るとよく馴染みます。

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