1. マイヤーズ・カクテル点滴
マイヤーズ・カクテルは、人間の身体の中に存在する栄養素、ビタミンとミネラルだけの点滴です。
症状や身体の状態に合わせて、必要な有効成分を静脈内に投与するため、サプリメントなどの経口摂取と比べて直接身体に働きかけ、高い効果を期待することができます。
当院のマイヤーズ・カクテルは、米国のDr. John Myers、Dr.Allan R. Gabyのオリジナルレシピの下、ビタミンB1、B2、B3、B5、B6、B12、ビタミンC、マグネシウム、カルシウムなどをバランスよく配合しています。
マイヤーズ・カクテルの適応症状は、主なものとして気管支喘息、偏頭痛発作、慢性疲労症候群、線維筋痛症、こむら返り、急性上気道炎、慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、慢性蕁麻疹、心不全、狭心症、甲状腺機能亢進症、生理不順、耳鳴り、などがあります。
他にも様々な疾患に対する効果が期待されます。
元々人間の体の中に存在する栄養素の点滴であるため、副作用はほとんどないと言われています。血管穿刺部の痛みなど生じることはありますが、点滴速度の調節、保温することで多くは解決されます。
所要時間・回数
点滴時間は約30~40分ほどです(個人差があります)。1回/1~2週のペースで、10回ほどを目安に続けることをお勧めします。
なお、この治療は健康保険が適応されません(諸事情により値段変更となる場合もございます)。
2. 白玉点滴(グルタチオン点滴)
グルタチオンとは、グルタミン酸、システイン、グリシンなどのアミノ酸を原料に体内で生合成される物質(トリペプチド)で、肝臓や肺などのあらゆる臓器内に存在しています。
グルタチオンの働きとして、
- 体内の活性酸素、過酸化脂質などの除去
- 薬物などの解毒作用
- 肝機能強化
- 発がん抑制作用
- 美容効果
- 抗酸化作用
などがあり、日本では古くから、薬物中毒、つわり、慢性肝炎などの治療で使用されています。
また近年では、パーキンソン病の機能改善、病状進行抑制効果や、抗がん剤による末梢神経障害にも有効性が認められており、現在も研究が進められています。
美容効果として、シミの原因であるメラニンの生成阻害と、今あるメラニンの排泄促進作用が期待できます。当院では、このグルタチオンにビタミンCを加え、美白・美肌、デトックス、アンチエイジング、疲労回復、二日酔い改善などを目的とした点滴治療を行っております。必要な有効成分を静脈内に投与するため、サプリメントなどの経口摂取と比べて直接身体に働きかけ、高い効果を期待することができます。
元々人間の体の中に存在する栄養素の点滴であるため、副作用はほとんどないと言われています。血管穿刺部の痛みなど生じることはありますが、点滴速度の調節、保温することで多くは解決されます。
所要時間・回数
点滴時間は約30~40分ほどです(個人差があります)。1回/1~2週のペースで、10回ほどを目安に続けることをお勧めします。
なお、この治療は健康保険が適応されません(諸事情により値段変更となる場合もございます)。
3. 高濃度ビタミンC点滴
健康や美容に対する高い効果を持つビタミンC(以下VC)ですが、点滴によって高濃度の製剤を静脈内に投与することで、サプリメントなどの経口摂取と比べて直接身体に働きかけ、より高い効果を期待することができます。(点滴は経口摂取と比べて、VCの血中濃度を20~40倍以上に増やすことができます)
高濃度VC点滴には以下のような様々なメリットがあります。
美肌効果
- 美白~メラニン色素生成を抑制します。
- ハリ、弾力UP~コラーゲンやエラスチンなど、肌の弾力に関わる成分を生成します。
- 保湿力UP~細胞内に水分を強力に挟みこむセラミドの生成を促進します。
- ニキビ、肌荒れ改善~皮脂の過剰分泌を抑え、抗炎症作用で肌トラブルを防ぎます。
抗酸化作用
日々のストレスや生活習慣から発生する活性酸素から細胞を守り、老化の一因である身体のサビ=酸化を防ぎます。
疲労回復効果
疲労・倦怠感の回復に即効性があります。ホルモンの働きを整え、体調を整えるのに役立ちます。
免疫力向上
ウイルスや病原菌を排除する白血球の機能を強化し、免疫力をUPします。
がん予防
高濃度VCは抗酸化作用でがん細胞の発生を抑制します。
副作用
副作用はほとんどない治療ですが、以下の症状が出ることはあります。
- 点滴穿刺部の痛み(血管痛) — 点滴速度の調整、保温などで対応します。
- 口渇、吐き気、頭痛 — VCの浸透圧などの関係です。水分補給をして頂き、点滴速度の調整で対応します。
- 打撲など既往部位の内出血 — 過激な運動、打撲、強いマッサージなどの後に点滴をすると、その部位で内出血や痛みが出ることがあります。痛みは点滴を中止することで速やかに消えますが、気になる場合は点滴の2〜3日前からは上記行動は控えてください。
- 冷汗、倦怠感、めまいなど(低血糖状態) — VCとブドウ糖の化学構造が類似しており、体内に入るとインスリン過剰分泌が起こることが稀にあります。空腹時の点滴は控えて頂きますが、症状が出た際はお知らせください。
※当院では、大量のVC摂取で溶血を起こすG6PD欠損症に対する検査が不要な15g以下の濃度で治療を行っています。
所要時間・回数
点滴時間は約30~40分ほどです(個人差があります)。1回/1~2週のペースで、10回ほどを目安に続けることをお勧めします。
なお、この治療は健康保険が適応されません(諸事情により値段変更となる場合もございます)。